環境事業部
株式会社ニクニ part3
(1998年末のデータです。)

■EMS導入の効果

1.EMS構築中に見られた効果

EMS構築中の効果
EMS構築前は、ゴミを一緒にすてていたが、EMSの活動により、分別箱を各職場で設置し、分別して廃棄したり、今まで市の清掃車に出していた紙類や、ダンボ−ルをリサイクル業者に出したり、コピ−をする際は裏紙を使う等、廃棄物の削減、省資源といった意識の向上が見られた。

3.今後期待している効果

今後期待している効果
・グリ−ン調達の条件の満足による顧客の増加。
・省エネルギ−、省資源によるコストの低減。
・環境関連製品の開発による売上増大。

4.コスト削減などの効果に関わる実績値

98年4月から98年9月までの電力の平均削減率は前年比8%、上質紙の平均削減率は16%。

■環境保護活動について

1.地域との関わりの中で行っている環境保護活動

・黒煙、悪臭を発生させないため、焼却炉で焼却する対象物を木材に限定した。
・騒音、悪臭の発生を防ぐため、塗装ブ−スを乾式から捕集効率の高い湿式に設置替えした。

2.社内の環境保護活動の取り組み(表彰制度・教育・派遣制度など)

環境保護活動としては特に行っていない。

3.環境に関するイベントなどの実施の有無

イベント等は行っていないが、環境方針のポスタ−を作成し、職場内で見やすい所、来客者が目に付く所に掲示している。

■その他


1.審査登録機関選定の理

審査登録機関2社の料金、申し込みから審査までの期間、登録認定機関、ISO9000sとの関係、コンサルティング等を比較検討して選定。

2.認証取得にかかった費用

審査費用、登録料、コンサルタント費用、人件費等、合計で約1600万円程度。

3.代表的な環境対応製品など

・加圧浮上用渦流ポンプ(水質保全)。
・高圧ク−ラント装置(切削時間短縮による省エネルギ−)。
・オイルスキマ−(廃棄物削減)。

4.環境保全活動に関する外部へのアピール

外注先に対しては、間接影響の調査の際に、調査票と一緒に環境方針を配布。

5.EMS推進担当者の苦労した点

・環境ISO認証取得プロジェクトの活動は初期環境調査から始まり、その中では、サイトセッティングや環境側面の洗い出し、法規制の特定等の調査を行ったが、法規制の調査においては、どのようにして調査するのかというところから始めたので苦労した。
・環境影響評価では、どのような評価方法がよいのか、また、評価基準の設定に苦労した。
・システム文書では、規格は、何を要求しているのか、なぜ要求しているのかよく理解できていなかったので作成時は苦労した。その後になり、PDCAが回るようになっていることがわかった。
・推進体制整備は形の上ではES委員会、各種プロジェクトチ−ム、部会を発足させたが、それぞれの役割および権限が明確に定まらずマスタ−プランでは4月に完了させる予定が実際には7月になってしまい、そのため目的・目標の設定、環境プログラムの作成も遅れ、10月予定の予備審査が受けられるかどうか心配な状況となり、この遅れを挽回するために、ほとんど余裕のないスケジュ−ルを作成し、各関係者の協力を得て予定通りに予備審査を受審することができた。この時が今まで一番忙しく、苦労した。

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