環境事業部
株式会社リコー part3

■EMS導入の効果

2.EMS導入後に見られた効果

EMS導入後の効果
環境を重視する経営体質に変革するための大きな力となっている。また、省エネ、省資源、汚染防止等環境に配慮した製品を開発し市場に送り出す力となっている。この努力にたいしては、社会的にも認められ、当社のファクシミリの「BL110(写太郎2)」が(優秀省エネルギー機器/日本機械工業連合会会長賞)を受賞(98年2月)したのを始め、複写機においては米国のエナジースター関連の大賞を3年連続して受賞している。また、事業所環境の取り組みに対しては、各種環境賞を国内を始め海外の工場(例えば、英国のRPLでは環境女王賞(93年)、欧州産業環境賞(94年)を受賞している。詳しくは、リコー環境ホームページ(http://ext.ricoh.co.jp/R_Info/Erth/)を参照。
また、EMS導入による大きな効果として忘れてはならないのは、従業員の環境に対する意識が向上した点である。EMSの導入と、それを実施推進することにより、資源、エネルギーに対する見方、価値観が変化し、日常業務における省エネに対する配慮、使用済み製品(例えば、紙、包装容器等々)の分別回収への取り組み、グリーン購入等、日常活動でも環境に配慮する習慣が付いてきている。職場のみならず、家庭においても実施する人々が増えてきており、社内のDBにも環境関連のものがたくさんでき、情報の共有化も進みつつあり、これら活動の促進剤となっている。

■環境保護活動について

2.社内の環境保護活動の取り組み(表彰制度・教育・派遣制度など)

OA機器の企画、研究、開発、設計、資材購買、生産、販売、物流、使用、廃棄に至る工程並びに、事業所(工場)の維持管理活動において、以下のような活動に取り組んでいる。
<製品への対応>
環境保全性を配慮した開発・設計項目の例
・省エネルギー:エネルギー消費の少ない製品の開発・設計
・省資源(資源の有効利用):資源消費の少ない製品の開発・設計(材料使用量の削減,小型化)
・廃棄物の削減:リサイクルに適した製品の開発・設計(リサイクル設計)
・汚染予防:有害物質不使用、削減等
・部品製造・製品組立工程での環境負荷の少ない製品の開発・設計
<事業所(工場)での対応>
・省エネルギー(=CO2削減=地球温暖化防止):
照明、工場の生産用機器やOA機器の使用時間の短縮、機器・施設・設備などの省エネ機器への転換
・廃棄物の削減(廃棄物のリサイクル化):
廃棄物の分別回収を徹底することにより資源として有効活用
・汚染の予防:有害薬剤の使用禁止
・環境負荷の少ない事務用品の調達(グリーン購入)
など

■その他


2.認証取得にかかった費用

国内のリコー生産系事業所(7事業所)でISO14001認証審査受審した費用の合計は、約1,500万円。

5.EMS推進担当者の苦労した点

ISO14001規格に準拠させる上で、環境側面の捉え方並びに環境影響評価で苦労した。

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